(第三章)
相続手続きは専門家に頼むという選択もあります。
ここまで2回にわたり、遺言書がない場合の相続手続きの大変さや、遺言書がある場合の効果と注意点についてお伝えしてきました。
「亡くなった親の預金口座の解約を進めなければ」と考えた際、多くの方が直面するのが「自分たちで進めるか、専門家に依頼するか」という選択です。
ご自身で手続きを行えば費用は抑えられます。しかし、慣れない手続きや平日の役所・銀行通いに追われ、ゆとりを失ってしまうケースも少なくありません。
今回は最終回として、相続手続きを行政書士に任せることで、どのようにご自身の時間と安心を守ることができるのか、解説いたします。
1.相続手続きをご自身だけで進める際に考えておくこと。
相続手続きでは、亡くなられた方の「出生から死亡までのすべての戸籍」を集め、法定相続人を正確に確定させなければなりません。
また古い戸籍の解読は知識を要し、本籍地が遠方にあれば郵送でのやり取りも必要になります。
さらに、役所や金融機関の窓口は平日の日中しか開いていません。仕事や家事などで忙しい日々の中で、何度も窓口へ出向くことは想像以上に大きな負担となります。
2.行政書士へ依頼するメリット
相続の専門家である行政書士に依頼することは、単に事務作業を代行してもらうだけではありません。次のような実質的なメリットがあります。
メリット1:面倒な手続きを代行。貴重な時間と生活の平穏を守ります。
戸籍謄本の収集から、相続関係説明図や遺産分割協議書の作成、各金融機関への提出書類の準備・解約手続きまで、行政書士が窓口となって進めます。
ご自身で平日に何度も仕事を休んだり、長い待ち時間に耐える必要がなくなり、本来の仕事やご家庭の生活に集中していただけます。
メリット2:中立的な専門家が入ることで、ご家族間のやり取りも円滑になります。
相続の手続きでは、相続人同士で書類のやり取りや署名捺印をお願いする場面が出てきます。専門家という第三者が間に入ることで、感情的にならずにスムーズに手続きを進められるという効果もあります。
なお行政書士は、相続人の間で万が一紛争が起こった場合、引き続き対応することが法律上できません。
3.このような時は行政書士にご相談ください。
行政書士は、皆様の身近な暮らしや手続きをサポートいたします。特に以下のようなお悩みをお持ちの方は、一度
ご検討ください。
・「相続手続きを進めたいが、平日は仕事が忙しく、役所や銀行に行く時間が取れない方」
・「戸籍謄本を集め始めたものの、途中で複雑になり手が止まってしまった方」 等
行政書士への依頼は、「面倒な作業から解放され、自分と家族の安心な時間を買う」ための選択肢でもあります。お困りごとがございましたら、どうか無理をして抱え込まず、お気軽に近くの行政書士までご相談ください。
⇓
「行政書士 飯塚正博 事務所のホームページ」